JTBの元社員が外貨両替を持ちかけて24億円被害の詐欺で逮捕された事件を考える

2018年8月8日、JTBの元社員の男(49)が外貨両替を持ちかけて、男性から1千万円だまし取ったとして詐欺容疑で逮捕された。

被害総額は約50人から、合計約24億円を集めた疑いが持たれている。

元ネタはこちら

→(産経)外貨両替で24億円被害か JTB関東の元社員を詐欺容疑で逮捕 栃木県警

→(中日)JTB関東の元社員逮捕 詐欺容疑、計24億円被害か

今回はこの件について考えていきます。

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事件の状況確認

ここでは事件の状況確認として、産経新聞の記事を抜粋します。(実名は伏せています)
栃木県警足利署は8日、外貨両替を持ちかけて男性から現金1千万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いで、大手旅行会社JTBの子会社「JTB関東」(さいたま市)の元社員で、住所不定、自称アルバイト従業員の男(49)を逮捕した。同署によると、約50人から計約24億円を集めた疑いがあるとみて、捜査を進めている。
逮捕容疑は、平成28年3月20日、前橋市内で同市の会社役員の男性(58)に対し、「会社が都市銀行にドルの予約を入れていてノルマが課されている。ドルを両替することで銀行から手数料8%が戻り、会社に4%、客に4%が入る。今回はまとまった額なので5%にします」と嘘を言い、現金1千万円をだまし取ったとしている。架空の外貨両替サービスで現金をだまし取ろうとしたという。同署によると、「後で返そうと思った。手口については言っていないこともある」と容疑を一部否認している。
容疑者は当時、群馬県内の支店に勤めていた。同署は平成22年~28年6月に51人から計約24億円をだまし取ったとみて捜査。28年7月、「自転車操業に陥った」と同署に自首し、解雇された。

中日新聞の記事より不足している分を追加していきます。
前橋市の会社役員の男性とは、知人を介して知り合っている。

感想と考察

この手の事件はたびたび見かけるが、常に感じることは「なぜ騙される?」となる。

今回の件にしても方法自体が訳が分からない。普通に考えればドルを両替するだけで銀行から手数料が8%も戻ることなどあり得ない。ただ100歩譲ってこれがあり得たとする。

問題は会社が8%も手数料をもらえるのに、なぜ半分以上を客に還元する? こんなことが可能なら会社自体が低金利で借り入れをして、全額用意するはずだ。こんな簡単なことも分からないのだろうか?

ただ今回の件で容疑者が、このお金をどのようにしていのかは分からない。ただ詐欺の期間が平成22年~28年と長期間であること、また「自転車操業に陥った」と供述していることから、おそらくはこの資金を利用して投資(投機?)を行っていたと考える。

そのためどのくらいの期間で4%のリターンを渡していたのかは不明だが、実際に受け取った人も多いと考える。そして最初は不安視して少額だったものが、安心して増額する人もいたのでは無いだろうか? まさに典型的な詐欺の手口である。

今回問題になっている前橋市の会社役員の男性からは、平成28年3月に話を持ちかけている。おそらくこの時には投資や投機で失敗し、リターンを渡すことが困難になっていたのだろう。そのため特別にリターンを増額するとしてお金を得ようとしている。

また今回の場合は、4%という数値にリアリティがあったのかもしれない。2倍になるとかなら誰もが疑う。しかし4%だと現実的と勘違いしてしまう。いまのご時世、勘違い以外の何物でも無いのだが...

とにかく人から聞く儲け話は信じない方がいいだろう。ほとんどが損をするし、もし得をしても人間関係を損なうことになる場合が多いからだ。

とにかく銀行利息より多い儲け話にはリスクが有り、現状では3%以上を保障するのは詐欺で間違いないだろう。とにかく楽に儲けれる話など、世の中には存在しないのである。

同じような詐欺に引っかからないことを期待する。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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