北朝鮮が「日本人拉致問題はすでに解決」とコメントした対策を考える

2018年6月15日夜、北朝鮮は国営ラジオで日本人拉致問題について「すでに解決された」とのコメントを発表した。

また同時に日本側の対応も非難している。これに対して拉致被害者家族は、日本側からの行動を希望している。

元ネタはこちら

→(TBS)日本人拉致問題「すでに解決」 北朝鮮が報道

今回はこの件の対策について考えてみる。

この問題については、過去に別の記事を書いていますので興味がありましたら。

→(過去の記事)日朝首脳会談の最大の敵が身内政治家とマスコミと判明した件を考える

感想と考察

今回の「すでに解決された」というコメントは、特に驚くことではありません。

むしろ、「やはりそう来たか」という思いの方が強いです。

それなのに不思議なのは、日本の中に落胆ムードがあることです。

少し話を変えまして、日本は北朝鮮と「交渉」や「議論」をしているでしょうか。

私はしているようには感じません。日本がしているのは「お願い」です。

もっとハッキリ言えば、「要求」のレベルにも達していません。

これではまるで主人に対する下僕と同じイメージです。

しかし日本の立場はそんなに弱いでしょうか?

前回の記事でも書いていますが、多くの人が「北朝鮮が主導権を握っている」と考えている。

しかし個人的には、「日本側が主導権を握っている」と考えている。

それでは改めて、お互いが求めていることを考えてみます。

北朝鮮側は「資金援助」です。日本側は「拉致問題の解決」です。

ここから考えると、北朝鮮の問題は国内全ての問題です。

次に日本側の問題は非難を承知で書きますと、「政治家の人気取り」と「少数の拉致被害者」の問題です。

もちろん少数を助けるのは国の義務ですが、だからと言って「より多数の犠牲」を容認して良いわけではない。

その点から、大きな意味で困っているのは北朝鮮側で間違いありません。

具体的な対策

先程までの考え方より、現在の北朝鮮は日本側に対して「アメと鞭」を使い分けた交渉をしています。

これにより「北朝鮮の交渉を評価している」人が多いのでしょう。

しかし今回の発言は、個人的には「失言」にすることが可能と考えています。

ここで北朝鮮に対する具体的なコメントを考えてみる。

「北朝鮮側は『すでに解決された』とコメントした。では何を持って『すでに解決された』と考えているのですか?」

日本は交渉や議論を、北朝鮮としなければいけない。

そしてその基本は、相手が答えに窮する場面を作ることです。

北朝鮮側としては、これに対してどのように答えることが出来るだろうか?

「拉致問題など、もともと存在しない」とは言えない。以前に帰国した人がいる。

「拉致は2002年に帰国した5人が全てである」とも言えない。それはあまりにも弱すぎる。

「拉致した人は全て亡くなった」とも言えない。これを言えば日本からの援助は受けられない。

「お互いに解決を確認した」とも言えない。そんな交渉は誰ともしていない。

これはほんの一例だが、このように相手が返答に窮する場面を作らないといけない。

まとめ

前回の記事でも書いているように、最悪なのは日本側が期日を決めていることです。

また結果を出すことに焦ることです。

残念ながら何十年も解決しなかった問題が、今の雰囲気だけで解決されることはありません。

特に軍事力のない日本には、それを上回る外交力や交渉力が必要になります。

しかし日本は軍事力ではない強みがあるのだから、「お願い」ではなく「交渉」をしなければいけない。

そして相手の選択肢を少なくしていき、お互いが納得できる妥協点に導かないといけない。

この当たり前のことを、現在の政府は分かっているだろうか?

また野党やマスコミは、結果が出ないことを攻撃しないだろうか?

拉致被害者の家族は、申し訳ないがさらに待つ覚悟を持ってくれるだろうか?

外交や交渉は弱みを見せたほうが負けることは常識です。

厳しい状況ですが、それぞれの良識ある行動に期待しています。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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