シャーロック・ホームズの名言や推理の考え方まとめました

バスカヴィル家の犬

ワトスン

「世のなかには、自分自身は天才をそなえていなくても、その天才を刺激するというすばらしい力をそなえた人物がいるというわけでね、わが親愛なるワトスン、ぼくはおおいにきみのおかげをこうむってるというのがほんとのところなんだよ」

ワトスンを高く評価するホームズ。

しかしワトスンを褒めると同時に、自分を天才と言っているような...

間違い

「あいにくだけど、ワトスン、さっききみの出した結論、あれはほとんどまちがってる。いま、きみは僕を刺激してくれると言ったけど、あれはざっくばらんに言えば、きみの思いちがいに注目することで、ぼくが正しい結論に導かれることがままあると、そういう意味なのさ」

先程はワトスンの推理を褒めたホームズだが、実はこんな意味だった。

これにはさすがのワトスンも反発を示すが、最終的にはホームズの推理に納得する柔軟さがワトスンのいいところですね。

依頼人

「さあ、劇的な運命の一瞬だよ、ワトスン。階段に足音が聞こえて、その足音の主がやがてこちらの人生にはいりこんでくる。だがそれが吉凶いずれの使いであるか、まだわからない。科学の徒たるドクター・ジェームズ・モーティマーが、犯罪研究の専門家たるこのシャーロック・ホームズに、いったいどんな相談があるというのか」

依頼人が階段を上がってくるのを聞いた時、ワトスンにホームズが語ったこと。

相変わらず芝居がかった言葉が好きですね。

不満

「ほう、そりゃ聞き捨てならない! ではそのトップという名誉はだれに冠せられるのか、参考までに聞かせてもらえますか?」

「では、そのベルティヨン氏に相談なさるのがいいのではありませんか?」

依頼人はホームズを「二番めに傑出した専門家」と言ったため、ホームズは不満を漏らしている。

これは自負なのか、それとも驕りなのか...

おとぎ話

「おとぎ話のコレクターにとってはね」

依頼人は奇怪でファンタジーのような物語を、ホームズに語りだした。

その興味深い話しに得意げになる依頼人に対して、ホームズは興味なげに答えるのだった。

現実世界

「まあぼくとしては、これまでは調査の範囲を現実世界に限定してきた。自分なりに悪と取り組んできたことは事実だが、それでも相手が<悪魔>そのものとなると、ちと荷が勝ちすぎる。それにしても、足跡が現実世界のものだってことは、きみも認めないわけにはいかないでしょう?」

まるで超常現象のように語る依頼人に対し、ホームズが呆れている。

そして自分に対する依頼内容が分からないため、少し苛立っている。

推理

「いやはや、ワトスン、きみはあいかわらずナイーブだねえ──だからこそこっちとしても、きみをだしにして、ちょっとした推理力をひけらかしてみせたくもなるというものだ」

いつものようにワトスンの行動を推理で当てたホームズ。

いつも同じように驚いてくれるワトスンは定番ですね。

世のなか

「世のなかってのはね、わかりきってることだらけなのさ──だれひとりそれについて、多少なりとまともに考えてみたことがないというだけのことでね」

またいつものように、分かってみれば簡単という感じで話すワトスン。

それに対して返すホームズも、いつものこととして諦めてる感じですね。

舞台

「そうだね──舞台設定としては申し分がない。もしも悪魔が人間界の問題にちょっかいを出そうとすれば──いや、悪魔の手先がそうすると言ってるのさ──手先はおそらく血も肉もそなえたやつだ」

今回の土地について、恐ろしげなイメージを持つワトスン。

それをからかうようにして、ホームズも恐ろしげな表現を使うのだった。

比較検討

「いや、さにあらず──それよりはむしろ、さまざまな可能性を比較検討して、そのうちからもっとも理にかなったものを選びだそうとする段階、そう言ってほしいですね」

依頼人から「当て推量」と言われた時、ホームズが返したこと。

ホームズのもっとも嫌う言葉の一つですからね。

ばかげたこと

「そのとおりです。うわべはいかにばかげた出来事に見えてもね」

関係がないと思いながら依頼人が話したことに対して、ホームズが答えたこと。

意味の有る無しは、受け手である自分が決めることと考えるホームズだった。

失敗

「やられたよ、まんまと! 運も悪かったが、こっちが下手を打ったのも確かだ。ねえワトスン、ワトスン、きみが正直な男なら、この一件もちゃんと記録に残して、ぼくの成功例との対比をはっきりさせないといけないよ」

追跡に失敗したホームズがワトスンに話したこと。よくあるパターンの一つですね。

事件

「いままでぼくが手がけてきた五百件からの重大事件のなかにも、これほど底の深いのはほかに見あたらないと言ってもいい。とはいえ、これはという糸筋ならいくつか握っていますし、おそらくそのうちのどれかが、いずれわれわれを真実に導いてくれるでしょう」

非常に複雑な状況に、改めて想いを寄せるホームズ。

しかしある程度の光明は見出しているのだが...

やる気

「あてにしていた糸筋のうち、これで二本が切れちまったよ、ワトスン。もっともぼくとしては、打つ手打つ手がすべて空振りに終わったとき、かえってやる気が出てくるんだけどね」

期待していた情報が外れてしまったホームズ。

しかし気持ちは、更に上向きになっているホームズだった。

依頼

「ぼくとしてきみに望みたいのはね、ワトスン、たんに事実をできるだけ克明に記録して、ぼくに報告してくれること。それらを分析し、解釈を加えるほうは、ぼくにまかせてくれ」

ワトスンのみを依頼人の住む家に行かせるホームズ。

状況報告を依頼しているが、ワトスンの解釈は不要と念を押している。

手遅れ

「くそ、やられたよ、ワトスン。手遅れだったんだ。大事をとりすぎたのがあだになったんだ。きみだって同罪だぞ、ワトスン──持ち場をほうきするからこういうことになる!」

状況が急展開したことにより、焦りだすホームズ。そしてワトスンに八つ当たり...

証明

「肝心なのは、なにがあったかを知ることじゃなく、それを証明することなんだ」

犯人の目星も、また犯行の内容も把握しているホームズ。

しかしそれだけでは相手を追い詰めることが出来ないのも理解していた。

諦め?

「人間だれしも、つねに願ったとおりに事が成就するとはかぎりません。探偵仕事に必要なのは事実であって、伝説やうわさ話のたぐいではないのです。そういう意味でも今度のこの事件、ぼくとしても満足すべきものではありませんでした」

事件を諦めて?ロンドンに帰ろうとするホームズ。

しかしホームズがこんなことを言うときには...

勝利

「聖書をもじって言えば、”あすの悪はあす一日にて足れり”ということになるだろうが、できることなら、あすという一日が暮れないうちに、究極の勝利を手中におさめてしまいたいものだよ」

明日の決戦に向けて、改めて気持ちを確認するホームズ。

相変わらず、芝居っけのある表現をする。

変装

「ほら、わかったろう? ぼくの目は、描かれた顔だけを見て、ほかの飾りは見ないように訓練されているからね。変装を見破るのは、犯罪捜査にかかわるものの第一の資質なんだよ」

変装を見破るための方法を、ワトスンに語るホームズ。

何を見て話しているかは、ネタバレになるため省略する。

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最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

→シャーロック・ホームズ インデックス

(続きは作成中)

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