北上・1歳男児が放置により衰弱死した事件の報道について考える

2018年6月5日、十分な食事を与えず1歳9ヶ月の男児を死亡させたとして、25歳父親が逮捕された。

2月27日に子供が通っていた保育園から、市は通報を受けていたが対応しきれず、4月8日に亡くなっている。

元ネタはこちら

→(岩手)「心配な子」通報にも命救えず 北上、1歳男児衰弱死

今回はこの件における報道について考えていく。

ここに書いていくのは独自の調査をしているのではなく、あくまで記事から考えたことや、感じたことになる。

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感想と考察

また幼い子供が親の勝手で亡くなるという、痛ましい出来事が起こりました。

また通報があったのに対応出来なかったという、不備を感じるのも事実です。

しかしそれを含めても、世間の反応に違和感を感じる。

ここからは個別に考えていきます。

こちらの記事も参考にして下さい。

→(毎日)岩手1歳児死亡 異変の通報受け、北上市把握 父親逮捕

→(NHK)食事十分与えず男児死なせた疑い

悪いのは誰か?

今回の事件で悪いのは誰でしょうか?

言うまでもなく、「子供を放置した父親」です。

それなのに記事や口コミでは、対応出来なかった市に怒りの矛先を向けています。

これは正しい姿勢なのでしょうか?

そして問いたいのですが、「あなたが担当者なら防げましたか?」

第三者の立場で文句を言うのは簡単。後出しで不備な点を指摘すればいいだけです。

しかし実際の担当者は簡単ではありません。何より強制権が無い。

今回の場合、親と接触出来なかったのは不手際ですが、接触出来ていても何も出来なかったでしょう。

子供と親の関係は、そんなに簡単にはいかないのです。

保育所の怒り?

岩手の記事を見ますと保育所の園長が、「『小さな保育所からのSOSを軽く見られ、誰に当たっていいか分からないくらい悲しい』と憤った」とあります。

確かに言っていることは分かりますが、あなた達は通報以上のことをしたのですか?

また毎日の記事を見ると、保育園は市に対して「親子関係は良好」と伝えている。

一番子供と接触しているのは保育所であり、一番子供の状況も把握しているはず。

本気で緊急性を感じていたなら、「親に返さない」という選択も合ったはず。

そして市なり警察なりを呼び、強制的に引き離すことも可能だった。

「そんなことは立場的に出来ない」と言うかもしれないが、子供の命を本気で考えるなら、多少のイレギュラーも行う覚悟も必要になる。

もちろん、保育所を責める気は無い。

言いたいのは、それぐらい難しい問題だということです。

保護すべきだったのか?

結果として今回は保護すべきだったが、この判断は非常に難しい。

また保護したとして、いつまでどのように保護すればいいのだろうか。

子供が大人になるまでだろうか? 親が改心するまでだろうか?

もしくは引き取り手を早急に見つけて、任せるのが良い?

文句を言っている人は、自分が引き取る覚悟はあるのだろうか?

市や行政の問題ばかりにしているが、結局みんな同じである。

まとめ

改めて書きますが、今回の問題は「父親」にあります。

それ以外の要素は、外的要因に過ぎません。

また行政には期待したいですが、全て行政に任せる姿勢でいる限り、状況が良くなることもないでしょう。

また今回は行政の不備を指摘していますが、失敗の事例ばかりを責めずに、成功の事例も調べて報道するのが、公正というものです。

それもぜずに行政の努力不足を訴えていては、世間で問題になっている「ブラック」を要求しているのと同じです。

人にも組織にも限界があります。

なんでも要求し、そして非難する社会こそ問題だと言う点を、強調していきたい。

最後に改めて、今回の事件が痛ましいことには変わりありません。

行政にしろ、保育所にしろ、近所にしろ、回りで支え合う環境が整うことを願っています。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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