「論理的思考力を鍛える33の思考実験」内容の紹介

「論理的思考力を鍛える33の思考実験」内容の紹介をしていきます。

有名な実験やクイズ形式により、思考を鍛える入門書。

ここから全てではないが、主要な物を紹介していく。

問題のみを書いていますので、解答や説明のネタバレは一切ありません。

トロッコ問題

「暴走トロッコと作業員」として有名な思考実験。

暴走しているトロッコが近づいてきた。

そのままだと5人の作業員が死んでしまう。

しかし自分の目の前に切り替えポイントがある。

これを切り替えると、その先にいる1人の作業員が死んでしまう。

「あなたはどちらを助けますか?」

5人を助けるか、1人を助けるか?という問題。

いっけん明快な感じだが、条件を変えることで考え方も変わることがある。

複数の条件が書かれているため、自分が多数派なのかを知ることが出来るだろう。

テセウスの船

ローマ帝国時代のギリシア人が考えた有名な話。

テセウスの船はアテネの人により大切に保管されていた。

腐った部分があれば、新しい木材と取り替えて補修を行っていた。

しかし年月の経過により、当時の木材は全て取り替えが終わっていた。

そのため現在のテセウスの船に、当時と同じ部品は一つも使われていない状態。

「これはテセウスの船と呼べるのか?」

これに疑問を持った人が考えた。

取替が終わった部品も全て残しているので、組み立てることが可能では?

その結果、全て当時の部品を使った「テセウスの船」が出来上がった。

しかしこれは、水に浮かぶことも出来ないボロ船である。

「この結果、どちらがテセウスの船だろうか?」

どっちもが正しく、どっちもが間違っている物についての判断になる。

5億年ボタン

菅原そうた氏のマンガ「みんなのトニオちゃん」からの紹介。

一回ボタンを押すだけで100万円貰えるアルバイト。

ボタンを押すと別の空間にワープして5億年何もせずに生きていく。

この間、食べるなどの一切の行為は不要。

もちろん死ぬことはなく、戻ってきた時には一切の記憶が無くなる。

そのため感覚的には、ボタンを押したすぐ後に100万円貰ったのと同じになる。

「あなたはこのボタンを押すますか?」

単純な感覚的な問題。

思考実験とは呼べないかも?

タイムマシン物語

ヒカルの母親は、ヒカルが生まれる3年前に病気にかかり命の危険にある。

そのため、このままではヒカルを生むことは不可能。

しかし未来からやってきたヒカルが特効薬を持ってくる。

その結果、母親は救われてヒカルを無事出産する。

「この物語はあり得るでしょうか?」

思考実験というよりは、単なるクイズ?

色々な考えは浮かぶが、実験と呼べるかは不明。

モンティー・ホール問題

アメリカの人気長寿番組のゲームより。

A、B、Cの3つのドアがある。

その内の1つを選択し、景品をもらうゲーム。

1つが当たりで、2つがハズレ。

まずプレーヤーが1つを選択。

その後、残り2つの内、ハズレている扉を司会者が開ける。

これで確率は1/2になった。

司会者が言う。「選ぶ扉を変えてもいいですよ」

「あなたは扉を変えますか?」

説明を見れば理解はできるが、納得しにくい問題。

まとめ

他にもいろいろあるが、全て紹介するとキリが無いのでこの辺で。

最初のトロッコ問題付近は、個人差が出る思考実験と呼べる。

しかしそれ以外は、頭は使うがクイズみたい。

もしくは、よくある究極の選択みたい。

タイトルに有る「思考実験」を考えて購入すると、期待ハズレかも?

また有名問題の紹介が多く、オリジナリティは全体的に低い。

この手の本を良く読んでいる人は、不満に思うこともあるだろう。

しかしこれは入門書なので、その点は多めにみてほしい。

個人的には、頭を使う面白い内容でした。

若い人や最近頭を使っていない人には、おすすめの一冊です。

今回の紹介が、購入時の参考になれば幸いです。

論理的思考力を鍛える33の思考実験
北村 良子
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