「未来の年表2」の解説及び感想

ジャーナリストの河合雅司さんが書かれた「未来の年表2 人口減少日本であなたに起こること」

購入前に何が書かれているかを知るため、第1部1章までを解説及び感想を書いていきます。

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はじめに

街は高齢者だらけ

日本が少子高齢社会にあることは、誰もが知る「常識」である。だが、自分の身の回りでこれから起こることをわかっている日本人は、いったいどれくらいいるだろうか?

本書の書き出しになります。ここに書いている、「これから起こること」を具体的に考えていくのが本書のテーマになっている。

ダチョウの平和

皆さんは、「ダチョウの平和」という言葉をご存じだろうか?
危険が差し迫ると頭を穴の中に突っ込んで現実を見ないようにする様を指した比喩だ(実際のダチョウの習性とは異なるとの指摘もあるようだが)。日々の変化を把握しづらい人口減少問題こそ、この「ダチョウの平和」に陥りがちな難題である。

具体的な人口減少の予測数値を示した後、この言葉をピックアップしている。
このように心理面に対するアプローチも示している。

第1部 人口減少カタログ

序 国民の5人に1人が、古希を超えている

いまだこの国の多くは、「鈍感さ」から脱し切れていないようだ。

序章の書き出しになる。
まず現在と過去に対して、具体的な人口減少の数値を示している。
そしてこの数値は「核ミサイル」に匹敵するぐらいの驚異なのだが、政治を含む多くで認識が不足していることを訴えている。
また80歳を超える高齢者の比率が、更に高くなることによる「笑えない実話」も紹介。

1-1 伴侶に先立たれると、自宅が凶器と化す

少子高齢化に伴って、あなたの身の回りで起きることに「不慮の事故」がある。
高齢者の事故発生場所として、一般道路は6.9%に過ぎない。ではどこで事故に遭っているかといえば、家の中なのである。交通事故死よりも、家庭内における「不慮の事故」のほうがはるかに多いのだ。

ここからは具体的な現象が紹介されていきます。
まず最初に家の中で起こる事故を取り上げている。
高齢者の交通事故のニュースをよく聞くが、絶対数としては圧倒的に家の中になるのですね。

1-2 亡くなる人が増えると、スズメバチに襲われる

人口減少に伴って、あなたの身近なところで起こる問題の一つに「所有者不明土地」の増大がある。

ここでは相続や所有者不明土地についての状況が、予測も含めて紹介されていく。
所有者不明土地とスズメバチの関係も書かれているが、ここでは省略します。

1-3 東京や大阪の繁華街に、「幽霊屋敷」が出現する

少子高齢社会を生きるあなたは、やがて繁華街でも「幽霊屋敷」を目撃するだろう。
空き家率が30%を超えた地域は、急速に治安が悪化し、スラム化し始めるという説がある。

一戸建てはもちろん、マンションについても、住む人がいなくなった「空き家」問題を大きく取り上げている。

1-4 高級タワマンが、「天空の老人ホーム」に変わる

現在、大都市圏の郊外に広がるニュータウンは、住民が高齢化して「オールドタウンになった」と揶揄されることがあるが、言うなれば、大規模なタワーマンションとは、ニュータウンを立体化にし、天に向って伸ばしたようなものなのである。

タワーマンションには、同時期に多数の年齢及び経済環境が似ている人が入ることにより、同じように高齢化が進むことを示唆している。
また今後起こるであろう、「修繕費問題」も取り上げている。

まとめ

ここまでに紹介してきたように第1部の残りは、ひたすら現実に予想されることが紹介されていきます。
第2部は自分で行う、具体的な対策を紹介しています。

参考として以降のタイトルだけ紹介します。
第1部
2章 あなたの家族に起きること
3章 あなたの仕事で起きること
4章 あなたの暮らしに起きること
5章 女性に起きること
第2部 今からあなたにできること
序章 「戦略的に縮む」ほど、ポジティブな考えはない
[個人が出来ること]
[女性ができること]
[企業ができること]
[地域でできること]
おわりに 「豊かな日本」をつくりあげてきた”大人たち”へ

とにかく、「これでもか!」と言うぐらい、今後予想される具体例が紹介されています。
もちろん、「知ったから」といって、なかなか未来が良くなることは無いでしょう。
しかし知らなければ、対策を考えることも出来ません。
そのためにまず必要なのは「知る」ことです。
そのためには最良の一冊として、おすすめします。

→本のインデックス

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