リストラの削減人数を最初から決めるのはおかしい?

今回は「リストラの削減人数を最初から決めるのはおかしい?」件について考えてみる。

経営状態が悪くなり、そのためリストラを実施する会社は多い。

そしてその時、「1千人削減」とか「1万人削減」等の「まず人数ありき」で実施されることが多い。

たしかに人件費は固定費だから人数が減った分、改善出来るのは分かる。

「現在いくらマイナスだから、その分だけ人数が減ればプラスになる」

こんな単純思想なのだろうか?

「まったくバカげている」

その結果、待っているのは何だろうか?

自主退職者への退職金のアップ。

それにより、優秀な人材の流出。

優秀ではない人間のカットによる、社内空気の悪化。

残った社員も、「いつ自分が?」と考える会社への不信感。

このことから、まず人数ありきのリストラは会社をマイナス方向に走らせる。

「いや、立ち直った会社がある!」

と訴える人もいるだろうか?

それなら聞きたい。

「本当に立ち直りましたか?」

「会社が延命しているだけではないですか?」

「残った社員は幸せそうですか?」

「世界に展開できる商品は開発していますか?」

その点から、リストラにも別の方法があると考えている。

理想的なリストラ案とは?

ここからは理想的なリストラ案を考えていく。

その前に映画化もされ有名な百田尚樹氏の「海賊とよばれた男」から、組織に関する考え方を紹介します。

これは日本のすべての組織について言えることですが、日本ではまず「組織」が
先に作られ、トップが決まります。
そして下部組織が作られ、その管理者が決まります。
順次、そうして下部組織が作られていくために、最終的に非常に大きな組織に
なってしまうのです。
大事なことは、まずその仕事にどれくらいの人員が必要なのかということです。
そしてそれを適材適所に配置する。
あとはそれを管理する上の者を最低限揃えればいい。
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この二つの文章を読んでどのように感じたでしょうか?

私が言いたいのは次になる。

「リストラの人数を決める前に、組織の人数を見直すべき!」

リストラは「手段」であって、「目的」ではありません。

あくまで経営状態を改善するための手段なのです。

リストラを行うと、確かに財務状況は良くなるでしょう。

しかし会社全体としての力は、間違いなく落ちます。

このことから必要なのは、削減人数を決めることではなく、不要な人数を認識すること。

冷徹な目で見て、不必要な人員及び組織を認識する。

そして「不必要」な部分を、「どのようにするか」決定する。

決して、排除が目的ではない。

結果として、排除の可能性があるだけです。

近ごろは「人手不足」と言われています。

それなのに経験者を失うのは、未来に対してマイナスです。

直近の財務だけを見ていては、将来に期待は持てないでしょう。

まとめ

改めて書きますが、リストラで人数ありきはナンセンスです。

あくまで手段としてのスリム化を目指すのであって、それは現状の認識から始まります。

現状の把握も出来ていないのに、財務状態からリストラをしてはいけない。

「それでも実施する場合、人数は結果で無ければいけない」

人員削減においてトップに必要なのは、「決断」ではなく「判断」です。

会社の未来のために、マイナスから始まるリストラは間違っています。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。