「日本人はすごくない」から始めよう!

今回は、「日本人はすごくない」から始めることが「日本を救うのでは?」と考えているので書いていく。

これを考えるキッカケになったのは、窪田順生氏が書いている「愛国という名の亡国論」を
読んだことによる。

最近溢れている「日本人すごい」について、鋭く切り込んでいる。

興味深い内容なので、ぜひともおすすめしたい。

「愛国」という名の亡国論 ―「日本人すごい」が日本をダメにする
窪田 順生
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なぜ「すごくない」から始めるのか?

なぜ「すごくない」から始めることが必要なのか、順番に説明していく。

まず質問です。

「日本や日本人ってすごいですか?」

このように聞かれたら、何と答えるでしょうか?

おそらく多くの人は「はい」と答えるだろう。

しかしそれって、正しいですか?

その「すごい」は、日本や日本人だからですか?

おそらく違います。

すごい商品や、すごい会社。

世界的に有名なスポーツ選手。

それは日本や日本人に、そのような物があっただけ、人がいただけ。

けっして「日本人だから」できた訳ではない。

そして次の質問です。

「日本人のあなたはすごいですか?」

このように聞かれたらどうだろうか?

おそらく多くの人が「いいえ」と答えるだろう。

先程は「日本人はすごい」を肯定しながら、日本人である自分は否定する。

「それが日本と日本人の現実です」

「すごくない」から始める理由は、まず「現状を認める」こと。

現状を把握せずに進歩はありません。

日本や日本人は「すごくない」のか?

ここからは現状把握を行います。

先程から「日本人はすごくない」を強調しているが、もちろん「劣っている」訳ではない。

「それなら、どうするか?」

その答えは簡単です。

「すごくないのだから、すごくなるように努力する」

これしかありません。

これでは答えになっていないでしょうか?

「では具体的にどうするんだ!!」と指摘を受けそうです。

しかし具体的なことは、決めないといけないのだろうか?

もしくは、決めてうまくいくのだろうか?

私は無理だと考える。

その「具体的に決めないと」という発想が、既に遅い考え方だ。

「考えながら進んでいく」。

そして、「進みながら、考えて調整していく」。

決めた時点で全てが終わってしまう。

思考の流れを変える必要があるだろう。

日本人の素質もしくは素養とは

いろいろ書いてきたが、日本人には優れた素養がある。

それは「負けを認めた上で、勝ちを諦めない力」だと考える。

多くの場合、負けを認めない。

もしくは負けを認めて諦めてしまう。

しかし日本人には、それではない第3の思想がある。

なにより実績がある。

例えば明治初期、日本は明らかに弱小国だった。

それは世界的な事実であり、日本でも自覚があっただろう。

しかしその後の歴史を見れば、勝ちを目指し実際に勝利した。

それは誰もが認める所だろう。

ただそれに浮かれて、悲惨な時代を迎えたのは残念である。

そして次は戦後の復興だ。

当時の日本は焼け野原。

誰もが負けを認めたが、その後の復興を見れば結果は明らかだろう。

そしてまたもやバブルに浮かれて沈んでいった。

歴史は繰り返すとは、良く言ったものだ...

まとめ

このように日本人は「負けを認めた時」初めて本来の力を発揮する。

そして今の日本は負けている。

少なくとも勝っていると考えている人はいないだろう。

しかし、だからこそチャンスだ。

また世界を驚かせても、全く不思議ではない。

しかしそのためにすることは、「日本人はすごい」と持ち上げることではない。

今すべきなのは、「日本人はすごくない、だからこそみんなで頑張ろう!」が正しいのでは
ないだろうか?

ただこれからの時代、経済成長は手段に過ぎない。

もちろん目的は、住んでいる人の「幸せ」だ。

言い方を変えれば、人が幸せを感じることが出来れば、経済の世界順位など全く問題では
ない。

その視点こそが、これから必要なことだろう。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。