「半径5メートルの幸福」しか人は求めていない件について

人は自分の幸せを望んでいる。

そして当然、人の幸せも望んでいる。

不幸ネタが好きだとしても、人の不幸までは望んでいない。

しかし自分の幸福と人の幸福の比重は、どれぐらい違うだろうか?

これを考えるキッカケになったのは、中村文則さんの「R帝国」という本を読んだからだ。

全文は次になる。

「人々が欲しいのは、真実ではなく半径5メートルの幸福なのだ」

今回はこの件について考えてみる。

R帝国

R帝国

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中村 文則
中央公論新社
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感想と考察

先に結論を書けば、「人は他人の幸福にも不幸にも、ほとんど興味がない」

特に自分との距離感が離れている人に対しては、尚更となる。

極端な例を上げてみる。

ある地域の災害で、被害者が1000人出たとする。

大事であり悲しい出来事です。

しかし同時期に、子供が骨折をして入院したとする。

人はどちらを大事と考えるでしょうか?

次の例を上げてみます。

外国で行われていた戦争が集結し、平和が戻ったとする。

これからそこで住むたくさんの人が、幸せに暮らすことが出来ます。

同時期に自分の結婚が決まったとします。

どちらに幸せを感じるでしょうか?

他方は人の生死の問題であり、自分の大事は一つの状況に過ぎません。

しかしその差は歴然です。

「人が求める幸せとは、自分の幸せである」

まとめ

もちろんその考え方を非難するつもりはありません。

私も残念ながら同じ考えです。

そして遠くの他人より、近くの自分を含む関係者を考えるのは普通です。

人は自分の幸せがなければ、他人の幸せを感じることは出来ません。

結婚できないと焦る人は、人の結婚を本気で祝福することは出来ません。

リストラされた人は、元同僚の出世を本気で喜ぶことは出来ません。

自分が結婚して初めて、人の結婚を祝福出来ます。

自分が出世して、初めて人の出世を喜ぶことが出来ます。

そこから考えると、自分の幸せを優先させるのは正しい考え方です。

そして自分の幸せを確定できたら、少しでも周りに目を向けたいものです。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

→「世界が変わらない」という事実について

→中村文則インデックス

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