会社の最小単位は三人が良いことについて補足する

先日、会社を変えるには三人一組のチームが好ましいことを書いた。

しかし少し言葉足らずを感じたので、今回補足していく。

→(前回分)会社を変えるためには小さなことから始めよう

チームの編成について

前回、三人一組のメリットを書いたが、次のように考えている人はいないだろうか?

「現状も三人でチームを組んでいるが、全然上手くいかない!!」

このようにすでに実施している組織は多数あることを、完全に忘れていた。

もちろん、「三人チームには意味がない」という訳ではない。

三人チームには、それを機能させるための編成が必要となる。

例えば、多くの三人組は次のようになっていないか?

一人の仕事が出来る人に対して、二人のサポートを付けている。

二人の仕事が出来る人に対して、残り一人は新人であり、教育しなければ役に立たない。

だいたいこのような感じで、とりあえず三人を確保しているだけの場合が多い。

簡単に言えば、機能を全く無視して、人を補充しているに過ぎない。

これでは野球選手の中に、サッカー選手を混ぜているようなものだ。

それぞれ優秀なのに、野球の試合でもサッカーの試合でもそれぞれが足を引っ張り、有効に機能することは出来ない。

もちろん同じ事しか出来ない人ばかりを集めると偏りが生まれるため、多少のバラツキは必要になるが、全然違う人では誰かが休んだ時の代わりにならない。

また上下の差をゼロには出来ないが、あまり離れてしまうとチームとしてバランスが悪くなる。

また新人などの一人では仕事が出来ない人を、数に入れてはいけない。

これでは三人一組ではなく、二人プラス一人になってしまう。

新人を入れる時は三人プラス一人にする必要がある。

そうすると、このように言われそうだ。

「それほどの人員は確保出来ない!!」

一見、まっとうな意見です。しかし根本的に間違っている。

人員が確保されていないのなら、組織としても機能していないことになる。

「現状の人員でなんとかしろ」というのは、「補給も無しに戦いに勝て」と同じこと。

指導者や経営者の無能を示している。

「そこを努力や工夫で対処しろ!」も同じこと。

こんなことを本気で言っているようなら、第二次世界大戦時の日本軍を笑えない。

精神論は最後の決め手になることはあるが、初めから期待してはいけない。

そんなことで戦いに勝てるとしたら、戦いに負けることなどあり得ない...

仕事とは、そのボリュームに応じて人員を割り当てるのである。

人員が先にあって、決まっていない仕事量をこなすのは、もはや仕事とは言えない...

まとめ

改めて書くが、三人を集めただけで上手くいくことはあり得ない。

それぞれが他メンバーの補完を出来るような、体制にしないと意味がない。

またこれは優秀な人でないと役に立たない、と言っている訳ではない。

例えば、サポートを専門としたチームがあってもいいのだ。

三人では難しいので、一人追加してほしい時にフレキシブルに動けるチームも合って良い。

イメージとしては、社内の派遣チーム的な動きが出来るとしたら、どこからも重宝されるだろう。

そのチームはお互いの補完ではなく、一区切りごとに個別に休みを取れる感じになる。

日本の企業は社員に「万能」を求めすぎているように感じている。

デスクワークにしても、もっと機能別に出来るはずだ。

その証拠に、製品を製造するチームは日々の改善が出来ている。

その考え方をデスクワークチームも取り入れるべきだ。

日本の企業は非効率と言われているが、能力が劣っている訳ではない。

能力が有りすぎるために、社員の能力に頼りすぎている。

「勇将の下に弱卒無し」の意味を、改めて問い直したい。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。