「残業時間の上限を規制するのは順番が間違い」の件について

残業時間が最近問題になっている。

働きすぎによる過労死や過労自殺などの発生により、いろいろな対策が考えられている。

しかし残業時間の上限を規制するだけの考え方は、確実に間違っている。

今回はその点について考えていく。

残業時間は問題なのか?

何か問題が発生した時、すぐ残業時間が問題になる。

「毎月100時間以上残業しているなんてトンデモナイ」という感じだ。

その結果、残業時間を減らすことだけを優先している。

「これって完全に考え方が間違っている!」

この考えだと残業時間さえ減らせば、全てが解決されることになる。

しかし実際は残業時間を減らしても、何も解決しない。

「問題なのはストレスだから!」

このストレスを解消しない限り、時間をどのように規制しても本質は変わらない。

必要な対策とは?

まず多くの人が次のように言っている。

「残業は規制されても、仕事量を減らしてくれない!!」

このように多くの会社は、人員の変更を行わずに残業だけを規制している。

もちろん仕事量が変わらない状態で時間を減らされるので、処理できなくなる。

そのため仕事の手を抜くか、それとも隠れて作業するしか無くなる。

「これってすごいストレスがたまりますよね!」

そのため会社は、次のように言う。

「効率化しなさい」

これって、順番が逆ですよね。

効率化出来ないから残業でカバーしている。

それを効率化しなさいというのは、会社側の身勝手となる。

例えば、今まで10時間勉強した結果、80点を取れていたとする。

これを5時間の勉強に押さえながら、80点を取りなさいと言っているのと同じこと。

本来あるべき姿は、「この方法なら5時間の勉強で80点が取れますよ」と指導した結果、
「本当に5時間の勉強で80点が取れた」というのが正しい。

まとめ

先程の勉強の例から分かるように、残業時間を抑える方法や設備を整えた結果、「残業時間が減った」という形にしなければいけない。

そこから会社や上司が残業時間だけを規制して、方法を指示出来ていないとすれば、その組織や人自身の無能をさらけ出していることになる。

そしてそれは聞いている方も分かるもの。

「この会社や上司は口だけだ」と社員が考えてしまえば、モラルややる気自体が無くなり、
状況は更に悪化する。

また自分が少し設計をしていたため分かることだが、仕事を継続したい時に帰ることを強制
されるのは、非常に嫌なものだった。

これは設計者などの技術系に限らず、あらゆる作業に共通する感覚だろう。

またその区切りまでするという感覚がなければ、入社当時などは特に仕事を覚えることは
出来ない。

しかしこれはあくまで、個人がその気持になった時だけの話になる。

上司の仕事の手伝いのために残業するなどというのは、ストレス以外の何物でもない。

ただその上司や先輩を好意的に見ており、また普段手伝ってもらっていたら話は別になる。

さっさと帰るより、手伝うことがストレスを減らし、個人的に気分がアップすることもある。

ここから考えると、残業時間自体が問題になり、過労死や過労自殺が起こっているとは
思えない。

本来の原因はストレス環境が続いているのに、残業時間ばかりが増えていくことである。

言い方を変えれば、残業ゼロでも過労死や過労自殺は発生する。

減らすべきが何なのかを考えて、本質を改善していくことを希望する。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。