保育士の妊娠順番ルールは間違い?について考える

毎日新聞に28才の男性による投書が掲載されていた。

その内容は保育士である妻が妊娠したことにより、園長からルールを破ったなどの指摘を受けて、謝罪したとのことだった。

元ネタはこちら

・保育士の「妊娠順番ルール」は約15%の保育園で存在

今回はこの件について考えていく。

感想と考察

まず最初に「妊娠順番ルール」について、個人的な結論を書いておく。

「ルールは正しいのか、それとも間違いなのか分からない...」

随分適当な結論になっているが、残念ながら誰もが分からない。

正確には、誰もが立場や環境によって意見が変わる。

もちろん子供を産むのは権利であり、人として当然のことです。

また個人的な事情により子育てが出来ない場合は別だが、外部環境により妊娠及び出産が制約されるのは、明らかに間違っている。

それではなぜ「分からない」という結論になったのだろうか?

立場によって意見が変わってくる

ここから、それぞれの視点に立って考えてみる。

まず妊娠した本人及び家族の視点で考えると、「妊娠及び出産は権利である」と主張する。

そしてその考えは、多くの人が支持することになる。

もちろん私も第三者の立場なら、間違いなく支持します。

次に同じ保育園の園長及び保育士の立場で考えてみると、「祝いたい気持ちはあるが、この忙しい時にどうすればいいのか?」と不安と怒りを覚えてしまう。

あらかじめ妊娠時のサポート体制が出来ていれば別だが、経営状態や人手不足の関係から難しい場合もあるだろう。

また同時に二名が妊娠する可能性は否定できない。

その時でもサポート出来る保育園は少ないだろう。

最後に預けている親の立場で考えてみると、「自分の子供を担当していなければOK、担当しているなら無責任」と考えないだろうか?

せっかく自分の子供の特徴を理解してくれているのに、突然新しい人に変わることは決して嬉しいことではない。

結果的にさらに良くなるかもしれないが、また一からやり直すのは好ましくはない。

このことから取り上げている記事でも、第三者によるコメントでは批判的だ。

しかし実際に働いている人は当然と考えていたり、またルールを破ってしまった場合、申し訳ない気分になっている。

これらの意見は交わることはなく、非常に難しい問題である。

まとめ

ここまで考えてきて、やはり問題なのは保育士の人手不足になる。

また保育園経営の難しさでもある。

保育士の人手不足を解消する最良の方法としては、労働条件の改善になる。

時間に余裕があり、給料は高く、社会的地位も高ければ、人手不足など簡単に解消する。

しかしそのためには保育料のアップが必要になり、それを許容出来る人は少ないはず。

また国に頼るにも限界がある。

もし医療関係の予算を回せば、批判する人が出てくる。

それなら無駄に使っている公共事業分を回せば、その仕事で収入を得ている人から批判が出てくる。

では軍事費からとなるが、今の日本の軍事費比率は決して高くはない。

歴史的に考えて国防費を減らすというのは、単純に決めて良いことではない。

ただし増やす方向なら反対したいところだ。

それなら国会運営費を減らすことも考えられるが、自分の給料を減らしたり人員を減らすことを実行出来る人は少ない。

期待はしたいが、自分には出来ないことを人に強要するのは無理がある。

そこからもしこの状況を解決するとしたら、増やすのではなく減らすしかない。

例えば、正式な保育士になるのは大変である。

また実際の仕事も子供を見るだけではなく、親への対応や書類など無駄に多い。

「それらを簡略化出来ないか?」

また親の方も、保育料以上のことを求めていないか?

しかしこのように考えて「規制緩和」をすると、すぐ批判する人が出る。

ちょっと問題が起こっただけで、全てが悪いとなってしまう。

最近実行した「規制緩和」が、どのように言われているかを調べれば明らかである。

世の中に完璧なものなどあり得ない。

また常にメンテナンスを繰り返さないと、上手くいくこともあり得ない。

ある程度の余裕と妥協、そして寛容さが必要になる。

しかしそれこそが一番難しいのだが...

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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