野村不動産で裁量労働制が違法適用され社員が過労自殺した件について

裁量労働制を違法に適用していた野村不動産の社員が、過労により自殺した。

野村不動産は遺族からの労災申請に伴って、特別指導を受けている。

元ネタはこちら

→「裁量労働制を違法適用、社員が過労死 野村不動産」へ

これにはいろいろな問題点があるので考えていく。

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感想と考察

この記事を読んで違和感を感じた事がある。

「何を主張しているのか分からない?」

まず一番の問題は、この50代の男性社員が過労により自殺したこと。

これは悲しいことであり、また同じことが起こらないように対策が必要である。

しかしこの記事では、対策についての明確なものは載っていない。

また最大の加害者である、野村不動産に対してのコメントも見つからない。

あるのは「裁量労働制」が役に立たなかったことだけ。

また政府の答弁に対するコメントだけ。

まず個人的に「裁量労働制」が完璧なものだとは考えていない。

と言うより、完璧な制度などあり得ない。

誰かが得をすれば、誰かが損をする。

残念ながらそれが「制度」の本質である。

細かいことは置いておくが、裁量労働制にはメリットもあればデメリットもある。

それをどのように使い、そして改善し、それでもダメなら止めればいい。

その点を踏まえて記事を見ていく。

裁量労働制と過労自殺について

まず今回に限ってだが、この二つは結びつかない。

なぜなら「違法に適用」しているからだ。

法律を遵守した結果、過労による自殺に至ったのではない。

そこから見える結論は、「裁量労働制を採用し遵守せよ」が正しいのでは?

この記事を見ると、裁量労働制が悪い的なイメージを持ってしまう...

国会の答弁について

政府側での国会答弁と結果について、この記事では批判している。

また乱用を防げていない実体から、反発が強まりそうと書いている。

この点に違和感がある。

まず東京労働局は労災申請をキッカケに、調査及び指導している。

国会でその事実を答弁している。

ここまでは事実であり、何も間違っていない。

問題はあくまで、「野村不動産が違法に適用」したことである。

本来問題にすべきは、野村不動産の体質である。

もしくは違法に適用が予想される、日本の会社システムである。

もっとはっきり言えば、日本人の考え方である。

本来記事にすべきなのは、会社経営者への提言である。

裁量労働制など枝葉の問題に過ぎない。

まとめ

改めて書いておくが、裁量労働制に賛成しているわけではない。

また政府や国会の運営に満足しているわけでもない。

悪い点は正し、良い点を提案していかなければならない。

しかし最大の問題は会社側であり、またそこに働く社員の意識である。

メディアに期待したいのは、それに対する提案である。

決して批判だけの記事など、何の意味もない。

ただ批判は、読者にとって楽なもの。

「自分の責任」を無視することができるから。

そう考えると今のメディアこそ、少し前によく言われた「ポピュリズム」の塊である。

と言っても、厳しいことを載せると運営を続けることすら出来ない...

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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