国会でカジノの入場料を議論しているのがズレ過ぎている件について

国会でカジノの入場料を、「全国一律2000円」にする案が政府より提出された。

その料金について公明党などから、「安すぎる」との異論が出ている。

理由としては「低すぎては依存症対策にならない」ことによる。

この議論があまりにもズレているため、今回いろいろと考えていく。

元ネタはこちら

→「<カジノ法案>入場料安すぎ…異論続々 政府が値上げ検討」へ

感想と考察

カジノを造る目的は?

まず不思議なのは、入場料の基準が「依存症対策」になっていることだ。

一般的な施設なら、「入場者が満足出来ること」「施設に利益が出ること」が入場料を決める基準となる。

それなのに初めから、入場者を減らす金額を決めようとしている。

「成功する気が無いとしか思えない...」

依存症対策と入場料はイコールにならない

公明党の異論を見ると、「入場料が高ければ依存症対策になる」と考えている。

これは明らかに間違っている。

高い入場料を払えば、それ以上の勝ちを目指すのがギャンブラー。

勝った時の利益が大きければ、どのような手段でもお金を工面して、カジノに入りたいと
思うだろう。

もし逆に「そんなに大勝ち出来ない」としたら、もはやそれはカジノではない。

初めから造らない方が賢明だろう。

シンガポールの入場料について

記事ではシンガポールの入場料が8000円と書いているが、情報が不足している。

調べてみると、外国人観光客は「無料」である。

シンガポール国籍の人のみが、「入場税」として支払っている。

国会の議論を見ると、国籍は関係なさそうである。

自分たちの意見に都合のいい部分を利用しすぎている。

全国一律で入場料を決めるのはおかしい

カジノと一括りにしているが、造るとなるといろいろな種類が出来るだろう。

場所によって条件は変わってくる。

規模によっても変わってくる。

ショー的な要素を考えても変わってくる。

それぞれの価値に応じて入場料を変えるのは当たり前である。

遊園地で言えば、ディズニーランドと近所の遊園地を同じ入場料にするのと同じこと。

そんなことをされたら、近所の小規模の遊園地なんて成り立たない...

入場者のターゲット及び入った後を決めるのが大切

施設を造る以上、入場者のターゲットを絞るのは常識である。

日本人メインで行くのか?

外国人観光客メインで行くのか?

低所得者も対象とするのか?

高額所得者のみを対象にするのか?

毎日でも入場を可能にするのか?

それとも期間の回数に制限をかけるのか?

使える上限金額を決めるのか?

年齢制限は何歳にするのか?

商売として決めることはたくさんある。

またそれによって、入場料を決めるのがよい。

「依存症対策」など、世間的なイメージ対策に過ぎない。

そもそもカジノの入場料を、国会で議論することが間違っている。

まとめ

日本人は今の状況を見ても、ギャンブル好きである。

パチンコ、競馬、競輪、ボートレースなど、いつも大盛況である。

また違法な博打は闇に隠れて、いくらでも行われているだろう。

そんな国民性だから、カジノを造ることによるデメリットは確実に発生する。

そもそもギャンブルなどは、ほとんどが損するのだから、デメリットなどは依存症の人でも
理解しているはずだ。

それは入場料とかいうレベルの話ではない。

またカジノに入れなければ、今あるギャンブルをするだけである。

そう考えると今回の議論は、「依存症対策」の話ではなく、カジノの正当性を認めさせたい
だけのまやかしである。

またそんな高額な入場料を設定して、カジノとして成功するはずがない。

例えば競馬場でも、一番安い場所の入場料は200円ぐらいである。

しかしよりよい席を確保するために、プラスのお金を出している。

カジノの入場料の発想も、本来はレベルを決めるのが商売的には正しい。

安い入場料の人は、安い金額の勝負しか出来ない。

高い入場料を払う人は、特別な場所で、より高額な勝負をすることが出来る。

また当然、内部のよりよいサービスも享受出来る。

これが当たり前の感覚である。

カジノは感覚として、「博打をする場所」ではない。

「夢を見ながらギャンブルを出来るスペース」であるべきだ。

そうで無ければ、パチンコなどの現状で十分。

改めて最後に問う。

「何のためにカジノを造るのですか?」

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。