大阪富田林・留置場から容疑者の男が逃走した事件を考える

2018年8月13日、大阪府警は富田林署で留置中だった無職の男(30)が逃走したと発表した。

同月12日午後7時半ごろから、弁護士と接見していた後のこととみられている。

元ネタはこちら

→(朝日)留置場から容疑者逃走 強制性交などの疑いで逮捕 大阪

→(産経)大阪府警の留置場から男が逃走 接見中か

今回はこの件について考えていきます。

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事件の状況確認

ここでは事件の状況確認として、朝日新聞の記事を抜粋します。(実名は伏せています)
大阪府警は13日、富田林署で留置中だった住居不定、無職の男(30)が逃走したと発表した。弁護士との接見のために面会室に入った後に行方がわからなくなったといい、加重逃走容疑で捜査している。容疑者は強制性交や窃盗の疑いで逮捕されており、6月15日から同署で留置されていた。
富田林署によると、容疑者は12日午後7時半ごろ、弁護士との接見のため2階の面会室に入室。しかし午後9時45分ごろになっても容疑者が出てこないため署員が中に入ったところ誰もおらず、接見する人物を隔てるアクリル板がずらされていた。このすき間から逃げたとみられる。
通常、接見の際には面会室まで署員が付き添い、入室すると外から鍵がかけられる。通常接見する人は署の受付には立ち寄るが、退出の際に特に手続きはなく、この日の接見がいつ終わったかは不明という。

産経の記事より不足している分を追加していきます。
産経の記事では「面会室に仕切りとして設置されたアクリル板には何らかの方法でこじ開けたような跡があったといい、容疑者はその隙間から逃げたものとみられる」と書かれている。

感想と考察

今回の事件については、記事に書いている以上のことは分からない。そのためここから書くことは、予測や可能性についてになる。

まず今回の事件を最初に見た時、「刑務所から脱走」というイメージだったが、あくまで「留置所からの逃走」が正解となる。ここではまず刑務所と留置場の違いを明確にする。

刑務所は、刑事裁判で懲役刑や禁固刑の判決を受けた人が入ります。
留置所は、警察によって身柄を管理された人が入ります。例えば、逮捕された方や街で酔っ払って警察官に保護された方が入ります。
(齋藤鑑識証明研究所H.P.より。より詳しくは下記より参照できます)

→(齋藤鑑識証明研究所H.P.へ)刑務所、拘置所、留置所の違いを教えて下さい。

この関係より、今回の容疑者は富田林署での留置所からの逃走となる。

このことから通常の刑務所での面会より決まりが緩いのは分かるが、それでも少しズサン過ぎるように感じている。その点を個別に考えていく。

まず今回の面会だが、アクリル板に仕切られているとはいえ、弁護士と容疑者の2人だけの空間が出来ている。そこでの会話は分からないし、また何かを受け渡ししても分からない。これはあまりにも緩くないか?
最低でも部外者を1人立ち会わせ、不正な会話や受け渡しが無いことを確認する必要がある。

今回の記事を見ると面会者は初めに署の受付に立ち寄るが、退出の時の手続きは不要と書いている。そのため今回面会した弁護士がいつ帰ったかも分からない。
そして面会者と容疑者を隔てるアクリル板はズラすことが出来る程度の、簡易なものになっている。
これでは面会者と一緒に、もしくは面会者の後に簡単に逃走出来てしまう。何か明らかにおかしくないか?

今回は容疑者が逃走するはずがないという油断と、立会人すらいないという緩さから発生したと考えている。容疑者の人権を尊重した行動かもしれないが、これは限度を越えている。別に両手両足を縛ってから面接させろとまでは言わない。
しかし逃走したくても出来ない体制を作るのは、市民の安全を考えれば当然の処置である。

まず警察としては、今回の逃走した容疑者の逮捕を出来るだけ早く行って欲しい。
そして今回の不備に対しての徹底した改善を期待する。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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