東京足立区・車で男性を1.5km引きずった事件の報道について考える

2018年5月15日、東京都足立区で口論になった男性が窓につかまっているにも関わらず、1.5kmにわたって車を走行させたとして容疑者男女が逮捕された。

被害男性は軽傷とのこと。

元ネタはこちら

→(FNN)口論相手を車で1.5km引きずる 殺人未遂で20代男女を逮捕

今回はこの件における報道について考えていく。

ここに書いていくのは独自の調査をしているのではなく、あくまで記事から考えたことや、感じたことになる。

感想と考察

まず最初に、今回の事件を良いか悪いかで判断すれば、明らかに悪いです。

ただ詳細に調べていくと、かなり容疑者に対しても同情的になる。

しかし元ネタとして取り上げたFNNの記事だけを見れば、容疑者に対して悪意しか感じない。

その点を中心に、個々に考えていく。

今後の比較として次も参考にしてください。

→(朝日)口論相手がしがみついたまま、1.5キロ蛇行運転の疑い

→(日経)車で男性1.5キロ引きずる 男女を逮捕、殺人未遂容疑

タイトルについて

記事のタイトルでは「口論相手を車で1.5km引きずる」とある。

これだけを見ると、「相手の意図に関わらず悪意を持って傷つけた」イメージになる。

よく映画とかで見る、リンチのイメージだ。

しかし今回の映像などを見ると、「引きずる」ではなく「つかまっている」が正しいのでは?

最終的に車から離れた時にケガをしているが、「引きずる」という表現には違和感を感じる。

同乗男性の発言について

FNNの記事を見ると、同乗者は「振りほどいちゃえばいいじゃん」とあおっている。

他の記事を見ると、振りほどくように指示はしているが、この言葉を使ったかは分からない。

この言葉だけをみれば、軽薄な男が遊び気分であおっているイメージだ。

その通りかもしれないが、そうでない可能性もある。

口論のキッカケ

これが一番の問題なのだが、FNNの記事では口論のキッカケが書かれていない。

このため被害者が善、容疑者が悪のイメージが付きまとう。

しかし朝日の記事では次のように書いている。

「自転車で走行中だった男性が2人の車に追い抜かれた際に文句を言われたとして信号待ちの車に追いつき、2人と口論になっていたという」

次に日経の記事では次のように書いている。

「関容疑者らが車の窓を開けたまま音楽に合わせて大声で歌っていたところ、自転車に乗った男性が追い抜かれた際に言いがかりをつけられたと勘違いし口論となったという」

ここから口論のキッカケは、明らかに被害者にある。

またこの程度で車まで行き口論するのだから、その手のタイプと見て間違いない。

次にこの記事を見て欲しい。

→(時事)車で1.5km引きずり男女逮捕

時事通信の記事では、同乗者の男性は「男性が怖かった。振りほどくように言った」と供述しているとある。

これはある程度、真実ではないだろうか?

今回の事件は、「怖くなったためパニックになった」と考えることも出来る。

まとめ

ここまで容疑者に対して同情的なコメントを集めたが、今回の事件が許されるとは思わない。

ただ記事の書き方によって、全然イメージが変わってくる。

一部の情報を書き、一部の情報を書かないことによって、イメージが変わることを知ってほしい。

そして注目すべきは、どの記事も「ウソ」は書いていないこと。

ウソを書かなくてもイメージを変えることが出来ること。

紙の新聞ならスペースが決まっているので仕方のない場合もあるが、ネット情報に文字数はないのだから、より正確な情報提供を希望したいものだ。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

スポンサーリンク
wp_336x280R
wp_336x280R
関連記事&スポンサーリンク

関連記事&スポンサーリンク