セクハラに対する女性記者のネットワークが設立された件について考える

2018年5月1日、女性ジャーナリストによるセクハラ対策として「メディアで働く女性ネットワーク(WiMN)」が発足された。

同15日、厚生労働省で会見を開いている。

元ネタはこちら

→「私たちは声なき声の当事者だった」 セクハラ問題を受け、女性記者のネットワーク設立

今回はこの件について考えていく。

感想と考察

設立についてだが、基本的には賛成です。

これによってセクハラが無くなるなら、それは好ましい。

しかし細かい所を見ると、「少し違う」と考えるのも事実。

ここからは個別に考えていく。

なぜ女性だけ?

このネットワークは「セクハラ」を問題にしているはず。

それなのになぜ、「女性の」としているのだろうか?

途中に「男性優位」とあるが、大切なのは平等を求めること。

性別を気にしている時点で、方向性について疑問を感じさせる。

ここは何をするの?

記事を読んでいて初めに感じたのは、「何をするのか?」が分からなかったこと。

そして最後まで読んでいくと、参考程度にこのように書いていた。

「ネットワークでは今後、Facebookのページを開設する。弁護士による相談活動、働きやすい環境づくりのノウハウやスキルを向上させるための勉強会などを検討している」

一見、納得してしまいそうだが、「それで?」と確認したくなる。

フェイスブックページを作るのはいい。

しかし「ホームページの方が良くないか?」という気が、しない訳ではない。

「弁護士による相談活動」とあるが、警察に訴える支援をするの?

「勉強会」とあるが、それは「女性記者」を対象としているの?

具体的なようで、なんとも曖昧な表現だ。

告発という表現について

1ページ目の最初の方に「勇気をもって記者が告発し」という表現がある。

ここで気になったのは「告発」という表現だ。

告発とは「犯罪に直接関係の無い者が訴えること」であり、今回とは異なる。

また「内部告発」という言葉はあるが、今回は内部ではない。

強い表現を使いたかったのは分かるが、ジャーナリストなら表現に注意して欲しい。

匿名について

参加メンバーは匿名になっているが、これは少し違うように感じる。

理由として、今回の女性記者へのバッシングとあるが、私が知る限りバッシングの方向性は「情報の曖昧さ」についてであり、「分からない」からバッシングされている。

全てを明らかにし、完全に女性に非が無いことが分かれば、間違いなく味方になる。

少しポイントがズレているように感じる。

なぜ安倍首相や麻生大臣?

今回で一番違和感を持ったのは、なぜ安倍首相や麻生大臣の名前が挙がったのかだ。

このネットワークの目的は、女性記者をセクハラから守ることにあるはず。

そこに個人攻撃の要素は見つからない。

まして「任命、監督責任」を問うなんて、おかしくないですか?

ジャーナリストには、政治の人事に対する要求権はない。

ましてセクハラと「女性活躍」は、別問題だと考えている。

まとめ

改めてネットワーク自体は賛成だが、政治問題を持ってくるべきでは無かった。

ジャーナリストが抱えるセクハラは昔からの問題であり、今の政権と直接の関係性はない。

またジャーナリストなのだから、「社会全体」のセクハラ撲滅を求めて欲しかった。

「女性のジャーナリスト」だけを対象にしたのでは、「自分たちだけ」と受け取られても仕方がない。

また「女性活躍」を本気で望むなら、「セクハラ」だけではなく「パワハラ」など全てに対して声を挙げるべきだろう。

どうしても流行に乗っているように感じて仕方がない。

これで少しでも社会が良くなればいいのだが...

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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